特集コラム

Column 7 パン&スイーツ

パン&スイーツ
2011/07/05

御菓子司亀屋

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創業1930年の老舗店でありながら新しい、そういった表現が似合う和菓子店がJR中央線荻窪駅の北口から青梅街道沿いの「杉並公会堂」の隣にある「御菓子司亀屋」です。
縁起の良さそうな亀甲模様に"亀"の文字の看板もさることながら、「栗最中」「カフェオレ大福」といった同店の人気商品の名が目に入ります。

青梅街道はさまざまな路線バスが通っているので、バスの車中からイラスト入りで描かれている「カフェオレ大福」の文字に目をとめたことがある人も多いのではないでしょうか?

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お店に足を踏み入れると、にこやかなご夫婦が出迎えてくれます。店内に掲げられた額には「美味求真」の文字が大書されていて、ご主人の和菓子づくりにかける想いが伝わってきます。
ショーケースの中には、生菓子や焼き物などの和菓子が15種類から20種類並んでいて、中でも四季を通じて栗を使った「栗最中」「栗どら焼」は人気商品だとか。

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「栗どら焼」(199円)をいただいてみましたが、北海道産の小豆をじっくりと煮た餡の中に、栗が一粒丸ごと入っていて、何だか得した気分になります。
栗も美味しいけれど、餡もしっとりと芳ばしい皮も栗の迫力に負けていません。
栗丸ごとを煮崩れないように丁寧に煮込むその技術はもちろん、同店では丹波大納言や和三盆糖など、使用する素材全てを吟味していることが一口ごとに伝わってくるよう。心温まる和菓子です。

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さらに、テレビ、雑誌でも多数紹介されている看板商品の「カフェ・オレ大福」(157円)。食品優良施設として「都知事賞」、さらに「日食協会会長賞」の表彰も受けたという逸品。
カウンターの上にはスイーツに詳しい元横綱の本も置かれており、その本にも荻窪名物として紹介されていました。

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滑らかなお餅の中に、コーヒーの香り漂うこし餡と生クリームが閉じ込められている一口サイズの大福です。
通常の大福と異なる点は冷凍して販売されていること。常温で半解凍されたタイミングでいただくと、餡に混ぜられているコーヒーの香りと生クリームのとろける感触が、口の中に一気に広がり、まさにクセになる美味しさ。でも、やっぱりしっかりと餡の旨みが口に残ります。
コーヒー、紅茶にも合い、洋菓子派の人もいける味だといます。

私もすでに何度か購入していますが、個人的には半解凍よりちょっと前のお餅が固めくらいの時にかぶりつくのが好き。解凍状態は、中の餡がお餅に透けてくるので、お餅の柔らかさを触らなくてもすでに中の状況が判断できる達人へと成長しました。

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創作和菓子として、荻窪銘菓として、贈答にもオススメ。持ち帰りには保冷剤(10円)、保冷袋(100円)も用意されており、電話予約、全国へ代引きの宅配も行っています。

荻窪駅北口からは「杉並公会堂」への看板や道路上にも道案内のイラストが描かれているので、店の場所を誤る心配もありません。「杉並公会堂」の演奏会の際にはもちろんのこと、バスで素通りしてしまうには惜しい名店です。

御菓子司亀屋
住所:東京都杉並区上荻1-24-23
電話:03-3391-2747
営業時間:10:00-19:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)

文・取材 / 丸山美智子
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