特集コラム

Column 9 荻窪グルメ

荻窪グルメ
2014/02/06

インド・ネパール料理 Tamamu(タマーム)

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荻窪駅の南側には多数カレー専門店が点在しているが、北側はFC展開している「カレーハウスCoCo壱番屋」の都内一号店はあるものの、南側に比べるとやや少なめです。そんな中、荻窪駅北口を出て、阿佐ヶ谷方向に中央線の線路沿いを歩くこと約3分、戦後の面影を残す「荻窪銀座商店街」があります。荻窪周辺は第二次世界大戦でも戦火を免れたので、今も昭和レトロな雰囲気の路地が残っているのです。

商店街の入口には手書きの案内図も設置されており、そこには「井戸」の印も。20軒にも満たない商店街の中に3つも昔ながらの井戸があって、現在は防災用として管理されているそうです。「インド・ネパール料理 Tamamu(タマーム)」の店舗の前にもその1つが。北の端は青梅街道、南の端は正面にJRの線路と喧騒の中にあるはずが、商店街に一歩足を踏み入れると、それらから隔絶された空気に包まれています。

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店舗の左手にはテイクアウト用の窓口があり、カレー1種類とナンのセットは500円でお持ち帰りできるよう。ランチとしてはお手頃価格です。ランチタイムは11時半から17時までと広い時間帯を設けてくれているので、ちょっと昼食が遅れてしまった時なども、ランチ価格なのは嬉しいですね。

店内はカウンター6席、テーブル12席(4人席×3つ)の計18席。インドらしい柄のタペストリーや太鼓、ネパールに関する本などが置かれていて、シェフもホールスタッフも本場の方たち。日本語は堪能なのでオーダーに困ることはありません。

そして、メニューですが、カレー1種とサラダ、ラッシー、ナンまたはライスの「Aセット」は680円、カレーが2種の「Bセット」でも780円とリーズナブル。ガッツリ食べたい人には、「Bセット」の内容に加えてシシカバブとタンドリーチキン(ハーフ)の「スペシャルセット」(1,300円)も用意されています。

カレーは日替わりで、ベジタブル、キチン、マトン、キーマの中から選択することができます。辛さも1倍から5倍まで調節が可能。2倍が一般的なカレールーの中辛くらいといったところでしょうか。ナンはあまり油っこくないので、見た目はボリューム満点ですが意外と軽く完食できます。

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そのほか、インド・ネパールの代表的な一品料理も用意されていて、人気はやはり「タンドリー」(600円?)。それと並んで、人気なのが「サモサ」(300円)だということなのでオーダーしてみました。外側のサックリ感と、衣の中いっぱいに詰められたスパイシーなジャガイモ。ちょっとビールがほしくなるような香ばしいお味でした。気軽に、そしてリーズナブルにカレーを楽しめるお店です。

■ インド・ネパール料理 タマーム
http://www.ogikubo-ginza.com/tamamu.html
住所:東京都杉並区上荻1-5-11
電話番号:03-3220-5661
営業時間:11:30-15:00、17:30-23:30
定休日:年中無休

文・取材 / 丸山美智子

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