特集コラム

Column 3 荻窪名所探訪

2010/01/15

杉並公会堂

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東京のみならず日本にも誇れる荻窪地域内施設を紹介する「荻窪名所探訪」。第一回目は、イベントホールの杉並公会堂を紹介しよう。

荻窪駅北口から青梅街道沿いを西に歩くこと約5分。ガラス張りの大きい施設が杉並公会堂だ。

1957年に建設された杉並公会堂の歴史は50年以上に及び、2007年に改築され現在の姿に生まれ変わった。(余談だが、改築と施設メンテナンス担当は、現在、東京スカイツリーを建築している「大林組」である。)

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地下2Fから3階まであるこの施設は、主に3つの"ハコ"で構成されている。

1つ目はメインホールの約1200席ある大ホールだ。定期的にクラシックコンサートや講演などが開かれ、内部の音響設備は日本の同じような施設の中でも屈指の技術を使用されているという。たとえ後ろ側の客席でも、楽器の音の魅力が損なうことなく聴くことができる。
そして2つ目は、音楽だけではなく主に演劇公演などで使用される小ホールだ。特徴的なのは椅子が固定式ではなく、用途によって幅広く対応できるということ。(ちなみに、筆者は数年前にここで行われたお笑いライブを見たことがある。昨年の「M-1」決勝戦にも出た東京ダイナマイトなども出演したので、できればまた開催してほしいところだ。)
最後の3つ目は、それらのステージを利用する出演者のためのリハーサル室だ。ピアノや楽器設備が充実しており、演劇の練習までできるスタジオもある。

この施設に行くには敷居が高くて……と思いの方も、なにもイベント目的で行く必要はない。1階にはカフェ「Espresso Americano」もあるので、ランチやコーヒータイムなどで利用するのも一つの行くきっかけになるだろう。

高円寺駅近くにある劇場「座・高円寺」も合わせて、杉並区は音楽・芸術文化に力を入れていることがわかる。杉並公会堂も荻窪住民ならば、是非とも行ってみたい施設である。

杉並公会堂
東京都杉並区上荻1-23-15
http://www.suginamikoukaidou.com/
文・取材 / 荻窪天沼

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